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駆け抜ける青春バンド漫画「階段途中のビッグ・ノイズ」

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概要

小説が原作の「階段途中のビッグ・ノイズ」
月刊ビッグガンガンにて漫画化しました
 
高校の軽音部の漫画でとても王道的なストーリーの漫画です
 
「一気に駆け抜けるマンガがあったっていいだろ」とはバクマンのサイコーのセリフですが、まさにこういう漫画のことですね

階段途中のビッグ・ノイズ 1巻 (デジタル版ビッグガンガンコミックス)

 

ストーリー

県立大宮本田高校軽音楽部
かつては文化祭「田高マニア」を盛り上げ、中学生たちの憧れとなっていた部活動だった
 
神山啓人も軽音部に憧れた一人だったが、入った時にはまともな部員はおらずろくに練習もしない先輩しかいなかった
 
かつての憧れが消え失せた軽音部
同期が皆辞めていく中で最後まで希望を捨てずに残っていた啓人だが、軽音部の先輩の不祥事で廃部になることが決まる
 
すっぱりあきらめようとした啓人
そこに辞めていった元部員の一人である九十九伸太郎が戻ってくる
 
練習すらさせてもらえない環境でひたすら耐えていた啓人の境遇を知っている伸太郎は、啓人一人を置いて辞めてしまった罪悪感もあり軽音部存続のために行動を起こす
 
校長先生直々に、存続のための厳しい条件を突きつけられた二人
 
過去にバンドメンバーと揉めた経験から、実力がありながらバンドをしていなかった嶋本勇作
吹奏楽部に所属していたが、顧問からの暴力的ともとれる度重なる厳しい言葉から吹奏楽部を退部した岡崎徹を加え文化祭に向けて走り出す
 

感想

まさにザ・青春といったストーリーです
全4巻完結の漫画で、それほど長い作品ではありませんが、一気に駆け抜ける作品です
 
かつて憧れた舞台
不祥事による廃部の危機
失いかけていた情熱
渇望していた仲間の加入
信頼できる顧問の先生
練習漬けの日々
 
そして最後はもちろんハッピーエンド
度肝を抜かれるような展開はないものの、王道なストーリーであることを意識した癖のない素直な作品です
 
まともな練習場所すらなくて、屋上に続く階段で練習する軽音部が困難を乗り越えて文化祭の舞台で演奏することを目標に活動するお話ですね
 
登場人物が少ない分、話が別の方向に進むこともなく一極集中していてわかりやすく、最後までよい話でした
 
本作品は、すでに出来上がっている小説を新人の亀屋樹さんが漫画化した作品です
しかし、亀屋さんの画力はとても新人とは思えない実力で、青春、王道といったストーリーとうまくマッチした作画は素晴らしいです
 
バンドや音楽の漫画が好きな方
王道が好きな方
おすすめです
素敵な漫画でした
 
ちなみに小説はこちらです

階段途中のビッグ・ノイズ (幻冬舎文庫)

 

情報

全4巻(完結済)
2011年から2014年に月刊ビッグガンガン(スクウェア・エニックス)にて連載された警音漫画
幻冬舎にて2006年に発行された小説が原作
高校生、軽音部、ロックバンド、部活、青春、王道、一気に駆け抜ける漫画