言葉の壁を取り除く現代版ほんやくこんにゃく「voicetra」に期待
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概要
ほんやくこんにゃくといえば
説明するまでもなくドラえもんの便利道具の一つですね
みんな大好き未来から来た猫型ロボットドラえもんは
現代技術では実現不可能な便利道具がたくさん出てくる夢のある作品です
そんなドラえもんの道具の一つに食べるだけで言葉の壁を取り除く自動翻訳アイテム「ほんやくこんにゃく」があります
もし現代にほんやくこんにゃくがあったら…
一度はそんなことを考えたりしませんでしたか?
ほんやくこんにゃくみたいなアイテムが近いうちにできるから英語の勉強なんてしない!って思って英語の勉強をさぼってる中学生、高校生はいませんか?
そんな方に朗報です
将来ほんやくこんにゃく並みに活躍するかもしれないスマホアプリがあります
今回はそんなお話です
voicetraとは?
現在開発されているほんやくこんにゃくのようなもの
その名も「voicetra」
国立研究開発法人情報通信研究機構、通称NICTが開発している多言語翻訳アプリです
多言語翻訳というからには英語だけでなく様々な言語に対応しているわけです
なんとその数31言語
(中国語、ポルトガル語の方言含むだそうです)
総務省はこのアプリを2020年、つまり東京オリンピックの年の観光戦略の柱の据える考えで、毎年開発費として10億円ねん出する見込みです
すでにNHKでも紹介されたこともあり、観光地のガイドさんなど一部で広がりを見せるこのvoicetraは将来的には病院、ホテルなど様々な場所で活躍することを期待されています
本アプリはiOS、Androidに対応していて、無料でダウンロードして使うことができます
使い方
使い方は簡単
・アプリを無料でダウンロード
・翻訳してほしい言語を選択
・マイクのマークをタップ
・スマホに向かって日本語をしゃべる
これだけです
特徴
スマホを介してvoicetraのサーバから翻訳結果を引っ張ってきてくれて翻訳されます
しかも、一度英語などの翻訳したい言語に翻訳してから、翻訳結果を再度日本語に翻訳してくれます
そうすることで翻訳が正しいのかどうか自分で判断することができます
google翻訳とか使っている方は結構経験あるんじゃないですかね?
一回英語に翻訳して、翻訳結果を日本語に翻訳したら全然違う結果になったなんてことが…
このvoicetraは翻訳結果を自動で再度日本語に翻訳してくれます
これは結構便利です
下の画像が翻訳結果です
さらに、文章だけ出てきても発音がわからいないのですよ~~という方のために、翻訳結果は音声としてスマホから出力されます
上の画像でいうと、真ん中の段の右側のスピーカーのマークをタップです
発音もアプリに任せることができるわけですね
クールです
さらにさらに、本アプリは外出先で使われることを想定しているため、周囲の雑音に負けない音声認識システムを目指しています
車の走る音、風の音など、実際の外の雑音を録音して、雑音があってもアプリの使い手が話す言葉を正確に読み取ることができるよう開発されています
普通に使っているだけでは気付かないような細かいこだわりがほかにもあるかもしれませんね
注意点
ただし、注意点もありますよ
一度翻訳のためにサーバにデータを送って翻訳しているようなのでオフライン(ネットにつながっていない環境)では使えません
外出先が電波の届かないところだった場合は使えませんので注意です
また、本アプリは研究開発のため無料で公開されています
つまり、開発のために翻訳した結果を保存しているということですね
誰にも知られたくないプライベートな内容は翻訳しないようにしましょう
使用感などなど
使用感は中々良いです
一度翻訳用のサーバにデータを送って翻訳しているそうなんですが、通常のLTEとかの回線でも待ち時間でストレスがたまるようなことはなく割とすぐに表示されます
翻訳も、日本語→英語、英語→日本語をスワイプ一つで簡単に切り替えられる点も魅力です
下の画像が翻訳前の画面で
日本語→英語の翻訳画面です
「English マイクのマーク 日本語」
となっている下の部分を右にスワイプします
→→→→→スワイプ→→→→→
すると下の画像のように
英語→日本語の翻訳画面に切り替えることができるのです
ちょっとした会話くらいならすぐできるようになっちゃいますね
翻訳の精度はどのくらいすごいのかはわかりませんが、30年かけて蓄積した音声データを元に翻訳しているとのこと
国際的な技術コンペで3年連続トップになった実績もあるようです
まとめ
いろいろ期待が持てるこのアプリ
アプリの上の方にある誤り報告をタップし間違いを指摘できるようになっています
多くの人が使えば使うほど開発が進んで精度が増していくのではないでしょうか
無料ですのでほんやくこんにゃく開発のためにどんどん使ってみましょう