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全力で校内を走り抜けるライトノベル「学校の階段」感想

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概要

この作品は初めて読んだライトノベルです
学校の怪談ではなく学校の階段です
漫画の絵が好きなので普段ライトノベルはあまり買わないけど、学校の階段は唯一全巻揃えました

 

ストーリー

他人の迷惑になることを分かっていながら、ただひたすら早く学校を駆け回る
迷惑になる、危険な行為、学校の秩序が乱れる、そんなことはわかってる
それでも、全力で走ることを止めない学校非公式な部活動、階段部の物語
 
ここが自分の居場所だから
この衝動を止めることはできない
 
学校内をただただ早く駆け回る
そんな、他人から見たらくだらないとも言えること
でも、だからこそ、真剣にやればやるほど面白い
真剣に、全身全霊をかけて学校内を走り続ける高校生のお話
 

感想

大人になればなるほど、次の日も仕事、子育て、家事、金銭面での悩みなど、余計なことばかり考えて、いつしか余力を残して行動するようになる
毎日惰性で同じことの繰り返し、何かに真剣に打ち込むことなんてなくなっていく
それではダメですね
本気の出し方を忘れてはいけないなと
 
主人公たち階段部はとにかく真剣なんです
悩んだり、迷ったり、それでも前に進もうとします
1巻から最後まで全力で駆け抜ける疾走感が素晴らしいです
何でもいいからとにかく自分が全力を出せるものを見つけたいと思える作品です
 
また、ライトノベルらしくコメディ風なところもありますし、全体を通して真剣なところと笑いを取りに来てるところのバランスも良いです
主人公が愛されすぎてちょっと痛いところもありますけど、そこはまあライトノベルなので…
 
完結してから結構経つのでもうアニメ化なんて無いでしょう
それでもいつかアニメ化してほしいなぁと思います
 

情報

全10巻、短編集2巻、外伝全3巻(完結済)
ファミ通文庫(エンターブレイン)にて2006年から2012年(外伝含む)に連載されたライトノベル
高校生、部活、階段部、全力疾走、怪談ではない、青春