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10人ちょうど、素人だらけで目指す箱根駅伝「風が強く吹いている」

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概要

陸上競技の中の箱根駅伝をテーマにした作品「風が強く吹いている」
陸上競技をテーマにした漫画自体あまりないですが、駅伝はもっと無いですね
最近連載し始めた箱根駅伝経験者が描く「かなたかける」が気になりますが、こっちは小説から漫画化した作品です
 

 

 

ストーリー

とある理由により陸上から離れていた元高校生最速ランナー清瀬灰二が前年の高校最速ランナー蔵原走と出会い、突き動かされていく
灰二が管理人をしているアオタケ荘の住人を無理矢理巻き込んで箱根駅伝を目指して始動する
半分以上素人のチームが、時にはぶつかり合い、励まし合いながら真剣に練習し箱根駅伝を疾走する
 

感想

箱根駅伝は最低10人必要なため、主軸となる2人以外の8人にも個性を持たせようとして考えたんだろうなといった感じです
双子の兄弟や漫画が大好きなオタク、故郷が紛争地域である黒人留学生、限界集落で育った貧乏学生などそれぞれのキャラにヒューマンドラマ的な要素を入れられるような設定です
 
ただ、ちょっと感動を作ろうとしている感じが見え見えでした
今までの箱根駅伝の感動できそうな要素(平地はそれほど速くなくとも山道では圧倒的な力を発揮して活躍する、外国人留学生のごぼう抜き、一般入試の選手がスポーツ推薦の選手を差し置いてレギュラーで躍動する等)を無理やり詰め込んだ印象が拭えません
 
とはいえ、陸上競技はスポーツの中では相当描きにくい部類だと思います
相手との勝負であれば相手の不調や心理的な要因を絡めれば主人公たちの実力以上に格上の相手と名勝負を演出できますが、陸上競技の場合は数値で明確に実力が決まってしまうため、実力以上の力を発揮するような演出をした途端に現実離れが始まってしまうからです
そういったことを考えると、難しい分野にも関わらずだらだらした感じが全くないのは良かったですね
あまり深く読まずに雰囲気を楽しむように読めば結構楽しめる作品だと思います
雰囲気を楽しめる人、運動部の弱小からの成り上がり作品が好きな人におすすめです
 

情報

全6巻(完結済)
週間ヤングジャンプ→月刊ヤングジャンプ(集英社)にて2008年から2009年に連載された少年漫画
小説を漫画化した作品
実写化した作品
スポーツ、箱根駅伝、大学生、弱小からの逆転劇、感動